英文契約書の効力

英国へ輸出した製品がヒースロー空港で止まりました。フォワーダーがそれ以上仕事を進めるためには、顧客からそのフォワーダーが通関業務を行う代理人であることを示す書類を得なければ動けません。後日、現地での据付調整を控えたこの機械が空港で足止めされるのは、極めて重大な事態です。しかし相手側の担当者が誰なのか、明確な回答が得られないまま時間だけが過ぎていきます。

そこで相手先の担当へ向けて、次のようなメッセージを送ります。

  • 空港で荷物が停滞すれば、一日あたり、重量(キロ)あたりのチャージが発生する。
  • 陸送の手配もルート便でなくチャーター便となり、高額になる。
  • 据付調整に行った際に機械がなければ、再渡航しなければならず、高額な費用が発生する。
  • 相手側の生産工程が狂い、会社の信頼と利益に甚大な影響が出る。

そして決め手になるのは次のコメントです。

「御社との契約書には、我々は輸送時の遅延に対して一切責任を負わないことを明記している。もし遅延によって損害を生じれば、全て御社の責任と費用において対処しなければならない。したがって本日〇月〇日中に対応いただくことを強く推奨する。」

このメールによって、受け手の会社はたちまち動き出しました。

このように、相手に対して、絶対的に外せない期限を示した上で強いメッセージを発することは大切ですが、その前提として、販売者が不必要な損をしないよう契約書を仕込んでおく必要があります。

グラビティでは弁護士事務所と提携しており、クライアント様を守るべく多面的に活動します。英文契約書の作成は、そういった活動の一部です。関心のある方はご相談ください。

英文契約書

海外顧客との契約において、自社の提示する契約書が法的な観点から妥当であるかは大切なポイントです。

また海外の顧客から提示される契約条件が不平等であることも、決して少なくありません。相手に悪意がなくとも、最大限自社に有利な条件を勝ち取ろうとするのは自然なことなので、強気の提示をしてくることが多いように思います。黙って見過ごすと、後でとんでもない条件を受け入れていたことになっていた、なんてこともあるので注意してください。

英文契約書は単にこなれた翻訳者が英文を作れば良い、というものではありません。販売後のリスクに備えるためには、法的に有効な書面の作成が必要です。

グラビティでは法律事務所と提携して、単なる契約書の翻訳文ではなく、法的な視点で妥当性を検討した英文契約書を作成します。

製品は販売して終わりではなく、販売後のリスクにも備えなければなりません。グラビティでは契約書においても皆様をサポートしますのでご安心ください。